- これにはOSに Windows 2000 と Vine Linux を導入してあった。
- メインのノートブックPCの調子が悪くなったので1号機を使う機会が増えた。
- ちょうどその頃 Ubuntu が台頭してきた。
- Linux系である Ubuntu や Vine Linux は無償で手に入る。
ということについて書いた。
4,5年使用したのPCの調子が悪くなったら新しいPCに買い換える人が多いだろう。しかし当時の僕にPCを買い換える余裕はなかったし、修理する費用さえなかった。ならば1号機にもう少し働いてもらうしかなかった。
ところがご存知のとおり,Windows 2000 は2010年7月でサポート期間が終了してしまうので、一時的にしか使えない。(サポート期間とは不具合の修正機能の追加が行われる期間)Windows 2000 から Windows XP にかえると僕の1号機では性能が充分でない。
ここでちょっとPCの性能のお話。
PCの性能を示す数値はたくさんある。その中でまず見るのがCPUの周波数とメモリーの容量だ。
そのわけはコンピューターの構成を見ると分かる。
現在のほとんどのコンピューターはノイマン型コンピューターと呼ばれるもので
入力装置、演算装置、制御装置、記憶装置、出力装置
の5つの部分から構成されている。
このうち演算装置と制御装置が一体となった部品が中央演算装置(CPU)だ。記憶装置を部品にした物がメモリーだ。(正確には記憶装置の一部もCPUに含まれる。)したがってCPUの周波数の高さと、メモリーの容量はコンピューターの性能を表す大切な数値といえる。
ここでちょっと単位のお話。
CPUの周波数の単位は Hz(ヘルツ)、メモリーの容量の単位はB(バイト)で表す。
現在はCPUは高性能化しており,周波数は1GHz以上、メモリーは512MB、または1GB以上ある場合がほとんどだ。
1G(ギガ)とは10億、1M(メガ)とは100万を、1K(キロ)とは1000を表している。これを式で書くと
1G=1000,000,000 …(1)
1M=1000,000 …(2)
1K=1000 …(3)
となる。これは
1G=1000M (2)より
1M=1000K (3)より
1K=1000
ともかける。
1GHzのCPUは1Hzの10億倍、つまり周波数が10億Hzということ。かなりの高周波だ。
1GBのメモリーは512MBのメモリーの2倍の容量があることになる。
ちなみに僕の1号機のスペックはCPUが500MHz、メモリーが256MBだった。これは Windows XP を利用する場合に推奨するPCの性能(CPU 300MHz、メモリー 128MB)は満たしている。(参考:http://support.microsoft.com/kb/282012/ja)しかし、アンチウィルスソフト(インターネットに接続した時に外部から自分のPCを保護するためソフトウェア)を導入すると、メモリーが上記の通り256MBあってもかなり遅い。実際にはメモリーが512MBはほしい。
つまり、当時の僕には1号機を満足に使うのに、
Windows 2000 の利用はサポート期間が2010年7で終了するために一時的
Windows 2000 から Windows XP に換えて、なおかつメモリーを増やす金銭的余裕はない
という状況だった。
このことから、無料で手に入る Linux系のOS切り換えることにした。
候補は Vine Linux, Xubuntu, Ubuntu の3つ。それぞれの特徴は
- Vine Linux はメモリー256MBで十分で日本語に強いが、利用者が減少していた。
- Xubuntu は定期的に最新版がでており、使用できるソフトウェアが多く,利用者が増えて
いるが、メモリーが256MBで十分かは未確認。
- Ubuntu は Xubuntu と同様だが, Xubuntu より消費するメモリーが多い。
そこで、まず Xubuntu が256MBのメモリーで十分かをテストしてから決定することにした。
実際に Windows 2000 のかわりに Xubuntu を導入してみると、使用感は Vine Linux と変わりなかった。これにより, Xubuntu を使っていくことにした。
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