2012/08/07

Ubuntu その4 アップグレードとUbuntuのいいところ

PCを使っているとアップグレードとかバージョン、アップデートなどという言葉を聞いたことがあると思う。今日はこの話題について書いてみようと思う。


まず、アップグレード、バージョン、アップデートについて

Ubuntuその2でWindowsの種類とその関係について書いた。その中で、
 ”Windows XP は Winodws 2000 の後継で、…”
というくだりがあった。これを例に説明すると,Windows 2000 から後継の Windows XP へかえることをアップグレードといい、Windows の後についている2000とかXPのことをバージョンと呼んでいる。つまりあるOSから後継のOSへかえることをアップグレード、OSの名前の後ろについている記号や数字をバージョンと呼んでいる。
一般的にはアップグレードとはあるソフトウェアを拡張してそれまでにない機能を追加することである。この新しいバージョンを世に出すことをリリースという。
アップグレードと似た言葉でアップデートという言葉がある。これはあるソフトウェアに不具合の修正、機能の向上,安全性の向上などの目的で変更を加えることをいう。(参考:Update


Ubuntuのアップグレード、バージョンについて

Ubuntuでは一部の例外を除き,半年に一度のアップグレードが行われている。最初のバージョンは2004年10月にリリースされ,その後毎年4月と10月に新しいバージョンをリリースしている。そして、リリースされる年号の下2桁とリリースされる月がバージョン名になっている。
つまり、Ubuntuの最初のバージョンは 4.10 で、その後 5.04, 5.10, と続き,最新バージョンは 12.04LTS である。 尚,バージョンに”LTS”という記号がついている物がある。これは long term support のことで他のバージョンよりサポート期間が長い。


Ubuntu を使おうかと考えている人にこれからPCを使おうかという人はほとんどいない。多くの人が既にWindows を使っていて,何かの理由でUbuntuを使おうかと考えていると思う。その時にWindowsで使えていた物が,Ubuntuで使えないとなると,導入の障害になる。しかし、半年に1度新しいバージョンがリリースされるとなると、今のバージョンでは使えない物でも次のバージョンでは使えるようになる期待が出来る。
僕がUbuntuを使い始めたころはWindowsで使えていた物がUbuntuでは簡単に使えないことが珍しくなかった。時には全く使えなかった。それが今では簡単につかえな場合がずっと減っているが、それだけではない。前にも述べたが,接続するだけで使えてしまうことがある。新しいバージョンがでる度に接続するだけで使えてしまう場合が明らかに増えた。この場合はUbuntuの方がWindowsより簡単だ。


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