2013/01/12

Ubuntu  MathML

MathML とは

MathML とは Web*world wide web*)上で数式を記述し,操作し,共有するための言語である。 MathML はコンピューター言語の中のマークアップ言語*の中のXML*の一つである。つまり、MathML の特徴は数式の構造を階層的に表現することである。

例えば

0 1 f ( x ) x

と表すには

<mrow>
  <msubsup>
    <mo> &int; </mo>
    <mn> 0 </mn>
    <mn> 1 </mn>
  </msubsup>
  <mrow>
    <mrow>
      <mi> f </mi>
      <mo> &ApplyFunction; </mo>
      <mrow>
        <mo> ( </mo>
        <mi> x </mi>
        <mo> ) </mo>
      </mrow>
    </mrow>
    <mo> &InvisibleTimes; </mo>
    <mrow>
      <mo> &DifferentialD; </mo>
      <mi> x </mi>
    </mrow>
  </mrow>
</mrow>

と、書いている。


長所と短所

MathML で Website に記述された数式は文字として認識される。したがって、数式を画像として認識させる場合より 編集しやすい。ただ、独自の文法を持つため,数式をMathML で書いたり、MathML で書かれた数式を解釈するのは簡単ではない。また、 MathML を使って書かれた数式を表示できるかどうかはどのブラウザ*を使っているかによる。場合によっては読者が自分でブラウザーの設定をしなければならない。


インストール

Ubuntu11.04 以降で FireFox を使っているなら以下のフォントをインストールするだけで MathML を使える。
 xfonts-mathml
 ttf-lyx
 otf-stix
Ubuntu11.04 より前のブラウザを使っている場合は MathML が参考になる。また,
FireFox 以外のブラウザを使っている場合は Mathematical_Markup_Language が参考になる。


使い方

もっとも簡単な使い方は Website や Blog で書きたい数式を

 <math xmlns:m="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" >

  数式

 </math>

として書いていく。上の例で言うと

 <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" >

  <mrow>
   <msubsup>
    <mo> &int; </mo>
    <mn> 0 </mn>
    <mn> 1 </mn>
   </msubsup>
   <mrow>
    <mrow>
     <mi> f </mi>
     <mo> &ApplyFunction; </mo>
     <mrow>
      <mo> ( </mo>
      <mi> x </mi>
      <mo> ) </mo>
     </mrow>
    </mrow>
    <mo> &InvisibleTimes; </mo>
    <mrow>
     <mo> &DifferentialD; </mo>
     <mi> x </mi>
    </mrow>
   </mrow>
  </mrow>

  </math>

となる。
詳しい使い方については
 Mathematical Markup Language (MathML) Version 2.0 (Second Edition)
にでている。書き方の例も豊富でいい。 
日本語では MathMLによる数式表現が参考になる。


マークアップ言語とはコンピューター言語の一つ。この言語は文章の構造や構成を記述する言語で、文章と共に書かれる。XMLとはマークアップ言語の一つで文章の構造を階層的に記述していく。 (参考:5,6,7)
World wide web (単に Web または WWW)とはインターネットを通して閲覧可能な電子文書のためのシステムである。
これらの電子文書はHTTP(インターネットを通して電子文書を転送するための規則またはルール)にしたがって転送される。 
World Wide Web を利用するにはブラウザー(電子文書を転送してモニターに映し出すためのソフトウェア)が必要である。
(参考:8、9)



参考

 1.  http://ja.wikipedia.org/wiki/MathML

 2. http://www.w3.org/Math/

 3. http://washitake.com/MathML/ver2/

 4. http://www.mozilla.org/projects/mathml/start.html

 5. http://ja.wikipedia.org/wiki/マークアップ言語 

 6. http://de.wikipedia.org/wiki/Extensible_Markup_Language

 7. http://ja.wikipedia.org/wiki/Extensible_Markup_Language

 8. http://de.wikipedia.org/wiki/World_Wide_Web

 9. http://de.wikipedia.org/wiki/HTTP

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