関数やデータから2次元や3次元のグラフを描くためのソフトウェア。
ほとんど全てのOSで動作する。また、入力は端末から実行し,描いたグラフをモニターに映し出すだけでなく、拡大縮小したり回転させたりすることも出来るし、画像として保存することも出来る。
インストール
Ubuntu の場合は
パッケージマネージャや端末、ソフトウェアセンターなどから
gnuplot
をインストールする。
一般的には Linux系の場合は
gnuplot download から以下のファイルをダウンロードする。
gnuplot-4.6.1.tar.gz
端末から以下のコマンドを1行ずつ実行する
tar xzvf gnuplot-4.6.1.tar.gz
cd gnuplot-4.6.1
./configure
make
make check
make install
Windows系の場合は
gnuplot download から以下のファイルをダウンロードする。
gp460-win32-setup.exe
ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストール開始。
インストーラにしたがってインストールを実行していく。
その他のOSまたは詳しいことは readme を参照
使い方
起動 端末より gnuplot と入力する。
描画 もっとも簡単な使い方は
plot 2*x-1 一次関数 f(x)=2x-1 を描画する場合
plot 2*x**2-6 二次関数 f(x)=2x²-6 を描画する場合
splot 2*x+3*x*y 曲面 f(x,y)=2x+xy を描画する場合
これだけでグラフを描ける。
出力 特に設定しなければモニターに出力されるが、以下の2行で画像として出力することもできる。
set term "type" type は png, gif, postscript, epslatex など。
set output "name.type" name は任意、 type は term で指定した形式。
出力先をモニターに戻すには
set term x11 Linux (Unix) の場合
set term windows Windows系の場合
設定 グラフを入力すれば平面は自動で設定してくれるが,手動で設定することも出来る。
set xrange [a:b] x の値の範囲を a から b までに指定
set yrange [c:d] y の値の範囲を c から d までに指定
set grid 方眼を入れる。
set size square x方向とY方向のメモリの大きさをそろえる。
set xzeroaxis lt -1 x軸を黒の実線で入れる。
set yzeroaxis lt -1 y軸を黒の実線で入れる。
set xtics axis x軸にメモリを入れる。
set ytics axis y軸にメモリを入れる。
関数の定義
f(x)=a*x+b
関数 f(x)=ax+b を定義( g(x), f(x,y)なども使える。)
設定の保存 save コマンドで今まで使ったコマンドを保存出来る。
save "ファイル名" 例 save "x-y-place.txt"
設定ファイルの呼び出し load コマンドで設定ファイルを呼び出せる。
load "ファイル名" 例 load "x-y-place.txt"
その他詳しい使い方は Official gnuplot documentation を参照。
参考
Gnuplot について
Official website
http://en.wikipedia.org/wiki/Gnuplot
http://ryukyu.astr.tohoku.ac.jp/pukiwiki/index.php?Members/chinone/覚書/Gnuplot
解説
Gnuplotスクリプトの解説
Gnuplot の Tip集
Gnuplot入門
Gnuplotkurs Gnuplot
Gnuplot の初歩
Gnuplot auf die Schnelle
グラフ作成
Gnuplot を用いたグラフ作成
Gnuplot によるグラフ作成
Gnuplot を使ってプレゼン用、論文用のグラフ作成
リンク集
Gnuplot について
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