2012/09/24

Ubuntu E:Read error - read (5 Input/output error), E:The package lists or status file could not be parsed or opened.

問題


今朝 Ubuntu を立ち上げてみたら,画面右上のアップデートマネージャーが表示されるところに警告(進入禁止のマーク)が出ていた。そこをクリックしてみると,

Error:cache E:Read error - read (5 Input/output error), E:The package lists or status file could not be parsed or opened.

というメッセージがあり、

”agt-get で問題解決せよ”

のようなことが書いてあった。

経過


ところが
 アップデートマネージャーを立ち上げるとすぐに消えてしまう
 端末から sudo apt-get update としてもフリーズしたような状態が1分ほど続いたあと完了
 続いて sudo apt-get upgrade とすると、2、3行表示されて硬直状態があり、そのまま終了
と、なってしまう。そして、画面右上の警告はそのままで、アップデートされた気配なし。

そこで、のメッセージをもとに検索すると、”Debian GNU∕Linux スレッド Ver. 55”に

  fsck
  再インストール
  HDD交換
と出ていた。fsck はファイルシステム関係のコマンドだけど、とりあえず
 sudo fsck /dev/sda1/
として実行する。途中何回か修復のするかどうか聞かれたので,とりあえず全て”yes”と、答える。

ここでもう一度
 sudo apt-get update
を実行する。すると今度は
E: 読み込みエラー - 読み込み(入力/出力エラー)
E: パッケージリストまたはステータスファイルを解釈またはオープンすることができません。
と、エラーが出て終了してしまう。

解決策


続いて
 
 ”E: パッケージリストまたはステータスファイルを解釈またはオープンすることができません。

をもとに検索。その結果から見つけた下記のページ

 https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?pid=92612#p92612

と、これとその中のリンク

 http://memo.officebrook.net/20100812.html

を参考に以下のコマンドを1行ずつ実行した。

sudo rm /var/lib/apt/lists/* -vf
sudo rm /var/lib/apt/lists/partial/* -vf
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

これでアップデートは無事終了し、警告は消えてくれた。

より良い解決策

解決後もう少しよく探すと


に解決策が出ていた。それによると,

sudo rm /var/lib/dpkg/status
sudo cp /var/lib/dpkg/status-old /var/lib/dpkg/status
sudo rm -rf /var/lib/apt/lists/*
sudo dpkg --configure -a
sudo aptitude update
sudo aptitude upgrade
sudo aptitude install -f

しかし、PackageManagerTroubleshootingProcedure によると、上でうまくいくなら

sudo rm /var/lib/dpkg/status
sudo cp /var/lib/dpkg/status-old /var/lib/dpkg/status
sudo rm -rf /var/lib/apt/lists/*
sudo dpkg --configure -a
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get -f install

でもいいはずだ。

 

Ubuntu と WIndows系 32ビットPCと64ビットPCについて

32ビットパソコンと64ビットパソコン

最近よく”64ビットパソコン”という言葉を見かけたり聞くようになった。Ubuntu や Xubuntu にも32ビット版、64ビット版がある。この64ビットパソコンとはどんなパソコンなんだろうか。

64ビットパソコンとは


64ビットパソコンとはデータバスおよびアドレスバスが64ビットであるCPUを搭載したパソコンの事だ。データバスとは回路の一部で、データを送るために使われる回線だ。アドレスバスとはデータの保存してある場所を知らせるために使われる回線だ。 そして、同様に32ビットパソコンとはCPUのデータバス,アドレスバスが32ビットであるパソコンの事だ。

では、64ビットCPUや、32ビットCPUにはどのような製品があるか。それらの例を以下に例をあげてみる。(参考:CPUの性能説明

 64ビットCPUの例
  Core i7、Core i5、Core i3、Core 2 Quad、Core 2 Duo、Pentium D、
  Pentium Dual-Core、Celeron Dual-Core、(新型) Celeron、Atom
  Phenom II、Phenom、Athlon II、Athlon X2、Athlon 64 (X2/FX 含む)、
  Turion (64/X2 含む)

 32ビットCPUの例
  Core Duo/Solo、Pentium III、Pentium II、Celeron M、Pentium M、(旧型) Celeron、
  それ以前の旧型CPU
  Athlon、Athlon XP、Duron

 32ビットCPUと64ビットCPU対応の両方がある例
  Pentium4 (500番以降の後期型が対応)、Celeron D(300番以降の後期型が対応)
  Sempron(初期型は非対応)


64ビットパソコン、32ビットパソコン、64ビット版OS、32ビット版OSについて

64ビットパソコンが出てくる前は32ビットパソコンが主流だった。今はその両方が存在していて,64ビットパソコンに対応しているOSを64ビット版、32ビットパソコンに対応しているOSを32ビット版といっている。32ビット版と64ビット版のOSがあるのはLinux系では Ubuntu, Xubuntu, Lubuntu, Kubuntu などがあり、Windows系では Windows XP, Windows Vista, Windows 7 などがある。
そして
 32ビットパソコンには32ビット版OSをインストールしなければならないが,
 64ビットパソコンには64ビット版OSか、または32ビット版OSををインストール出来る
 
使っているOSが32ビット版か64ビット版かを調べる方法:
 Windows XP, VIsta, 7 の場合 現在使っている Windows は32ビットか64ビットか
 Ubuntu系の場合       32ビットと64ビットを調べる方法

  $ uname -m 
 
 でi686,i586,i386 などが出れば32ビット、x86-64,EM64Tが出れば64ビット

 使っているPCが32ビット版か64ビット版かを調べる方法:
 Ubuntu系の場合       Linuxでの32ビットと64ビットマシンの見分け方

  $ cat /proc/cpuinfo 
 
 でflagの値に im があれば64ビットCPU

2012/09/23

ubuntu インストール中に”targetを設定しています。”で止まってしまう。

Xubuntu12.04 を Alternate CD からインストールする時につまずいたので,その時の経過と対処方法、原因などを書き留めておきます。

症状


Xubuntu12.04 を Alternate CD からインストールすると、
  ”targetを設定しています。”
 というところでインストールが止まって先に進めない。

 インストール環境


    CPU  1GHz
    memory 512MB
    HDD     40GB
    Motherboard   K7S5A
    Graphic Board   nVidia Corporation NV11DDR [GeForce2 MX200]


インストールするOS


 Xubuntu12.04

インストールメディア


 Alternate CD

インストール経過


Xubuntu12.04 を Alternate CD からLAN接続なしでインストールしていたら、
”targetを設定しています。”
というところでインストールが止まってしまった。

ここで作業を中止するか,またはこのステップを飛ばして続行するかを尋ねる Window が出てきた。

中止を選択してやり直したら,また”target system を設定しています。”のところで止まってしまった。今度は続行を選択したら,インストールは終了した。しかし、今度は Xubuntu12.04 が起動しなかった。

そこで Alternate CD の代わりに Desktop/Live CD を使ってみたが,やはり途中で止まってしまった。これはまず、インストールCDの問題ではないだろう。

ここで試しに Xubuntu8.04LTS の Alternate CD を使ってインストールをしてみたところ、問題なくインストール出来た。無線LANに接続してアップデートも無事に終わった。ならばここからグレードアップしていけばよい。
 
10.04LTSへのアップグレードは順調に進んで無事終了し、アップデートも無事に終わった。 

いよいよ12.04LTSへアップグレードだ。しかし、ここでまたつまずいた。
メモを取っていなかったので正確な表現は覚えていないが,
”2つのソフトウェアが競合しているので,それらをインストールする前に再起動せよ。”
と、いうような内容のメッセージが出てきた。そこでメッセージどおりに再起動すると, Xbuntu が起動しない。

アップグレード中の警告を書き留めておかなかったので,修復には時間がかかりそうだった。そこで今度は有線でLANに接続して Alternate CD から Xubuntu12.04 をインストールすることにした。そうしたらインストールに成功した。LAN接続してあるとインストールできるようだ。   

解決策


後で対処法方を調べてみると,似たような事例がいくつか見つかった。それらをまとめると,以下の
2通りの方法があるようだ。

 1. インターネットに接続してインストールする。
   (参考:installer-stuck-at-configuring-target-system-step

 2.”Xubuntu をインストールする”を選択するとき、F6を押して”nomodeset”を選択する。
   (参考:installer-stuck-at-configuring-target-system

また、Desktop/Live CD を使ってインストールする場合には以下の3通りの方法があるようだ。

 1. インターネットに接続してインストールする。
 
 2. インストール中に画面右上の ネットワークの接続のマークをクリックして、"ネットワークを有効
   にする"についているチェックを外す。

 3. Desktop CD が起動したら
   ”今すぐXubuntuをインストールする”
  を選択し,Xubuntuのインストール準備のところで
   ”インストール中にアップデートをダウンロードする”
  のチェックを外す。

 参考:installation-stopped-at-configuring-target-system

2012/09/21

Ubuntu その11 古いPCに Alternate CD を使って Xubuntu をインストールする手順2(補足)

前回は Alternate CD を使って Xubuntu12.04 をインストールする手順を書きました。
今回はそこで書ききれなかった補足やインストール時に気がついたこと、アドバイスなどについて書いてみたいと思います。


1. LAN接続なしでエラー LAN接続してOK

初めはLAN接続なしでインストールしていたら、途中でインストールが止まってしまった。そして、”インストールを続行しますか。”と、尋いてきた。

最初は中止してやり直していたが,やはり同じところで止まってしまう。次にそのステップを飛ばしてインストールを続行したら一応終了まで進んだ。しかし、再起動しても Xubuntu12.04 が起動しなかった。

いろいろ試行錯誤した後,LAN接続してインストールしてみたらうまく行った。

Ubuntu系をインストールする時にはLANに接続しておいた方が無難なようだ。

詳しいことは(執筆中)に書いておいた。

2. パーティションについて


 パーティションとは(ハード)ディスク内に作成する仕切りの事です。1台のハードディスク内にパーテーションを作ると、PCは1台のハードディスクを複数のハードディスクとして認識します。

例えば, 500GBのハードディスクにパーティションが1つあると、PCは”合わせて500GBになるハードディスクが2台ある。”と認識してくれます。パーティションが4つあればPCは”合わせて500GBになるハードディスクが5台ある。”と認識してくれます。

そしてパーティションを作ることをパーティショニングと言います。 

パーティショニングはデュアルブートでインストールする時に必要な作業です。しかし、既にOSがインストールしてあるハードディスクをパーティショニングする時には、注意して行わないとそのOSが起動しなくなったり不安定になったりします。

 Ubuntu系をインストールする時にはガイドにそったパーティショニングをお勧めします。

 3. インストール時のパーティションの設定


Alternate CD を使って Xubuntu をインストールする時,どのようにインストールするにしても質問内容や、選択肢ははほとんど共通しています。しかし、パーティショニングのところの選択肢では共通している選択肢とそうでない選択肢があります。共通でない選択肢があるのは、ハードディスクの状態によって可能なパーティショニングの仕方が変わってくるからです。

共通している選択肢は以下の3つですが、これらは一般のユーザーにはほとんど必要ないでしょう。
  ガイド ー ディスク全体を使い、LVM をセットアップする。
  ガイド ー ディスク全体を使い、暗号化 LVM をセットアップする。 
  手動
1番目と2番目はLVMを使ってディスクの管理をしたい場合です。1番目と2番目の違いは暗号化の有無です。LVM(Logical Volume Manager)とはパーティショニングを含むディスク管理をしやすくするためのソフトウェアです。常にハードディスクの増設を考慮しなければならない場合にはこのどちらかを選択するといいでしょう。3番目の手動という選択肢は全ての構成を自分で指定する場合の選択肢です。作成したいハードディスクの構成がはっきりしている場合にこれを選択します。

それら以外の共通していない選択肢は一般のユーザーにとって重要です。そこでいくつかの代表的なパーティショニングの例をあげておきます。
3-1. ハードディスク1台で、OSがインストールされていない場合

  この場合は

   ガイド ー ディスク全体を使う。

 という選択肢が加わります。一つのOSのために1台のハードディスクを使用するという意味です。
 一般のユーザーはこれを選択します。
 この後は 3. Xubuntu のインストール 17-1-2 に続きます。

3-2. ハードディスク1台で、既にOSがインストールされている場合
  この場合は

   ガイド ー ディスク全体を使う。

 という選択肢にもう一つ

   ガイド ー SCSI1(0,0,0) パーティション1. (sda)をリサイズして空き領域を使う。

 という選択肢が加わります。これはインストールされているOSが使用していない部分を新しく
 インストールするOSのために使えるようにするという意味です。
 一般のユーザーはこの2つのどちらかを選択します。 
 Ubuntu  その10 で説明したインストール方法はどちらも丁度この場合にあたります。
 この後は 3. Xubuntu のインストール 17-2-2 に続きます。

3-3. ハードディスク2台で、1台にOSがインストールされている場合

(執筆中)

  この場合は3-2と同様で、OSがインストールされているハードディスクが

 sdaと認識されていれば

   ガイド ー SCSI1(0,0,0) パーティション1. (sda)をリサイズして空き領域を使う。
   ガイド ー ディスク全体を使う。

 sdbと認識されていれば

   ガイド ー SCSI1(0,1,0) パーティション1. (sdb)をリサイズして空き領域を使う。
   ガイド ー ディスク全体を使う。

 という選択肢が加わります。両者の違いはどちらのハードディスクにOSがインストールされている
 かということだけです。一般のユーザーはこの2つの選択肢のどちらかを選択します。

(執筆中)

 3-4. ハードディスク2台で、それぞれにOSがインストールされている場合



  この場合は

   ガイド ー SCSI1(0,0,0) パーティション1. (sda)をリサイズして空き領域を使う。
   ガイド ー ディスク全体を使う。

 という選択肢にもう一つ

   ガイド ー SCSI1(0,1,0) パーティション1. (sdb)をリサイズして空き領域を使う。

 という選択肢が加わります。これはインストールされているOSが使用していない部分を新しく
 インストールするOSのために使えるようにするという意味です。一般のユーザーはこの3つのど
 ちらかを選択します。 

(執筆中)

2012/09/17

Ubuntu その10 古いPCに Alternate CD を使って Xubuntu をインストールする手順1

Ubuntu  その6では古いPCに Xubuntu8.04 をインストールしたことについて書いた。Xubuntu8.04のインストール手順はXubuntu7.10とほぼ同じで、それについて”はAlternate CDでインストールするには”に詳しく書かれている。

しかし、そこには Xubuntu をOSがインストールされていないディスク(ハードディスク)にインストールする場合についてのみ書かれている事と,最新版である Xubuntu12.04 ではインストール手順が少々異なる。

ここでは既に Windows (Windows XP) がインストールされているPCにXubuntu12.04 (最新版)をインストールするやり方について丁寧に書いてみたいと思う。

Xubuntu12.04 をインストールする環境


- インストールに使用したPCのシステム要件
    CPU     1GHz
    メモリー    512MB
    ハードディスク   40GB

- インストールするPCには Windows XP (VIsta, 7 でも可)がインストールされているものとす
  る。

- インストールするOSは Xubuntu12.04 (32ビット)

- インストールCDには Xubuntu12.04 のAlternate CDを使用。

-  Alternate CDを使って Xubuntu12.04をインストールするときの最小システム要件公式には
    メモリー    64MB
    ハードディスク   2GB 
    とありますが、個人的にはインストール後の使用を考えて最小システム要件として
    メモリー    256MB
    ハードディスク   4GB
    と考えています。(参照:推奨される最小システム要件

- Xubuntu についての詳しい情報
  Xubuntu のリリースノート(日本語版)に出ています。そこには Xubuntu の機能やダウンロー
  ドに必要な情報等も書かれています。また、そこにはトラブルの解決につながるような情報
  が見つかることもあります。


古いPCに Xubuntu12.04 をインストールしよう


インストールの概略
 
 0. インストールを始める前に(バックアップとLAN接続)
 1. Xubuntu12.04 の Alternate版をダウンロード
 2. ダウンロードしたファイルからインストールCDを作成
 3. Xubuntu12.04 のインストール
  3-1. 既にインストールされている Windows と Xubuntu12.04 を入れ替える場合
  3-2. 既にインストールされている Windows と併用出来るようにインストールする場合   
    (Windows とのデュアルブート


インストールの手順

 0. インストールを始める前に


  0-1. バックアップをしておく

  - バックアップとはファイルを保存目的で別の場所にコピーする事です。

  - 既にインストールされている Windows と Xubuntu12.04 を入れ替える場合、インストール
    されているOS(Windows)やデータは全て消去されます。インストールを始める前に
    要なデータ(ファイル)は必ず前もってバックアップをとっておいてください。 

  - Windows とデュアルブートにする場合もバックアップをとっておくことを勧めます。 
    (参考:Ubuntuをインストール・アップグレードする前に


    バックアップの取り方(Windows XP の場合)

   -  Windows XP Professional Edition を使っている場合は
     重要なファイルやフォルダーをバックアップしてみよう
    に詳しく書かれています。 

   -  Windows XP Home Edition を使っていて、そのインストールCDを持っている場合は
     バックアップの使い方
    または
     バックアップ ユーティリティを使用してバックアップを作成する方法
    に詳しく書かれています。

   -  Windows XP Home Edition を使っていて、そのインストールCDを持っていない場合は
     初めてのパソコンバックアップ 
    に詳しく書かれています。


  0-2. LAN(インターネット)への接続

  - LANとはローカルエリアネットワークの略で,ネットワーク(インターネット)の一部をさ
    します。多くの場合はインターネットの一部で家庭内に属する部分という意味で使われてい
    ます。PCをケーブルでLANに接続する方法を有線LAN、無線で接続する方法を無線LAN
    といいます。

  - CDを使ったインストールではLANへの接続は必須ではありませんが,接続されているとイン
    ストールと同時にアップデートも出来ます。PCの電源を入れる前にLANで接続しておく事
    を勧めます。

     - 接続する場合は有線LAN、無線LANのどちらでもいのですが、出来れば有線LANで接続
     てください。無線LANは問題が出る(無線LANアダプターが認識されないなど)ことがあ
   るのと、有線の方が通信が安定しています。


 1. Xubuntu12.04 のAlternate版をダウンロード

   Ubuntu の公式ホームページな内の

    http://cdimage.ubuntu.com/xubuntu/releases/12.04.1/release/

   から

    PC (Intel x86) alternate install CD

   というファイルをダウンロードします。


 2.  ダウンロードしたファイルからインストールCDを作成する。CDを焼く
  
  - ダウンロードしてきたファイルをCDに焼くにはちょっとした注意が必要です。
    このファイルはisoイメージ といって、簡単に言うと複数のファイルを一つのファイルに
        まとめたものです。ですから isoイメージをそのままCDに焼くと、PCはこれを一つの
      ファイルとして扱ってしまい、中身を扱えません。そこで、PCがisoイメージの中身を
      使えるようにするにはそれなりの方法でCDを焼く必要があります。
   
  - Windows 98/ME/2000/XP, Ubuntu でインストールCDを作成するには

     Ubuntu Japanese Team Wiki の中のISOイメージをCD-R(W)に書き込むには

   に詳しく説明されています。

  - MacOSX, Kubuntu, Xubuntu でインストールCDを作成するには

     Ubuntu Docmentation の中のBurningIsoHowto  


   には図入りで詳しく説明されています。



 3.  Xubuntu12.04 のインストール

  既にインストールされているOS(Windows)と Xubuntu12.04 を入れ替える場合も
  Windows とデュアルブートにする場合もインストールの流れはほとんど変わりません。 
  異なるのはハードディスクへのインストールの仕方の所だけ(ハードディスクのパーテー
  ションの作成)です。


  Xubuntu12.04 のインストール手順


  1. CDドライブに作成したインストールCDを入れます。

  2. 電源を切り、PCが完全に停止してから再び電源を入れます。(再起動でもよい。)

  3. 言語の選択
    電源が入ってしばらくすると下の写真のような画面が現れます。これが Xubuntu の
    Alternate版のCDの最初の画面です。ここから先の操作はすべてキーボードで行います。
       ここではキーボードの←、→、↑、↓のキーを使って使用したい言語を選択し、Enterキー
         を押します。
言語の選択
3 言語の選択


       この画面が現れずにPCにインストールしてあるOSが起動してしまうときには
     ”Ubuntu その9 PCにインストールしてあるOSが立ち上がってしまう
       を参考にBIOSの設定を変更してください。


  4. 作業の選択
    ここではキーボードの↑、↓のキーを使って”Xubuntuをインストール”を選択し、Enter
    キーを押します。
作業の選択
4 作業の選択


  5.  下の画面が出てきた時には”はい”を選択します。(キーボードの使い方は画面下参照
表示言語についての注意
5 表示言語についての注意


  6. 居住地の選択
    自分が住んでいる国、または地域を選択します。(キーボードの使い方は画面下参照
居住地の選択
6 居住地の選択


  7. キーボードの設定1(キーボードの使い方は画面下参照
   キーボードで使用する言語を選択します。
キーボードの設定1
7 キーボードの設定


  8. キーボードの設定2(キーボードの使い方は画面下参照
   キーボードのレイアウトを選択します。(そのままでOK。後でも変更可能)
キーボードの設定2
8 キーボードの設定


  9. ネットワークの設定1(キーボードの使い方は画面下参照
   1-1. LANへの接続が確認されると、
     数秒間接続が出来たというメッセージが表示されて次のステップに進みます。

   2-1. LANへの接続が確認できないと
     ネットワークの設定では下の図のようなメッセージが出ることがあります。
     ここではどのようにLANに接続するかと聞いています。
     有線で接続する場合は eth で始まる方を、無線で接続する場合は wlan で始まる方を
     選択します。 
ネットワークの設定
9-2-1 ネットワークの設定


    2-2. 上の図での選択後にLANへの接続に失敗すると下の図のようなメッセージが出ま
       す。ここでは”続ける”を選択します。
ネットワークの設定
9-2-2 ネットワークの設定


    2-3. すると下の画面が出てくるので,
       LANに接続してインストールするなら”戻る”を選択します。
       LANに接続しないでインストールするなら”今ネットワークを設定しない”を
       選択して次のステップ10に移行します。
ネットワークの設定
9-2-3 ネットワークの設定

 
    2-3-1. ”戻る”を選択すると下の画面が出てきます。ここでLANに接続した後、選択肢から
          ”インストールを中止する”を選択します。
ネットワークの設定
9-2-3-1 ネットワークの設定

    2-3-2. ”インストールを中止する”を選択すると、下のような確認のメッセージが出てきま
          す。続行する場合は”はい”を選択します。すると再起動するので、再起動したら
        3. からやりなおします。そうでない場合は”いいえ”を選択して上の画面に戻り
        ます。
ネットワークの設定
9-2-3-2 ネットワークの設定


  10. ネットワークの設定2(キーボードの使い方は画面下参照
    ホスト名を設定します。(Xubuntu をインストールするPCに名前をつける。)
ネットワークの設定
10 ネットワークの設定


  11. ユーザーとパスワードのセットアップ1(キーボードの使い方は画面下参照
    ユーザーアカウントとはPCを使う時の名前です。外部との通信にも使われます。
ユーザーとパスワードのセットアップ1
11 ユーザーとパスワードのセットアップ


  12. ユーザーとパスワードのセットアップ2(キーボードの使い方は画面下参照
    ユーザー名とはPCを使う時の名前(通称)です。外部との通信には使用されません。
ユーザーとパスワードのセットアップ2
12 ユーザーとパスワードのセットアップ


  13. ユーザーとパスワードのセットアップ3(キーボードの使い方は画面下参照
    パスワードを決めてください。
ユーザーとパスワードのセットアップ3
13 ユーザーとパスワードのセットアップ


  14. ユーザーとパスワードのセットアップ4(キーボードの使い方は画面下参照
    確認のためもう一度同じパスワードを入力します。
ユーザーとパスワードのセットアップ4
14 ユーザーとパスワードのセットアップ


  15.  ユーザーとパスワードのセットアップ5(キーボードの使い方は画面下参照
    個人のデータを保存するフォルダごと暗号化するかと聞いています。
     ”はい”か”いいえ”を選択します。
ユーザーとパスワードのセットアップ5
15 ユーザーとパスワードのセットアップ

  16. 時間の設定(キーボードの使い方は画面下参照
    PCが置いてある地域(自分が住んでいるところ)を選択します。
    大抵はそのままで”はい”を選択すればいいのですが,”いいえ”を選択して、
    次の画面のリストの中から希望する地域を選ぶ事も出来ます。(後で変更可能です。)
時間の設定
16 時間の設定


  17. ディスクのパーティショニングキーボードの使い方は画面下参照
   1. Xubuntu を単独で使用する場合 
    1-1. ”ディスク全体を使う”を選択します。
ディスクのパーティショニング
17-1-1 ディスクのパーティショニング

    1-2. インストールするディスクの確認です。Enterキーを押してください。
ディスクのパーティショニング
17-1-2 ディスクのパーティショニング

    1-3. パーテーションの最終確認です。
      ここで”はい”を選択して先へ進と設定の変更は出来なくなります。
      先へ進む場合はもう一度よく考えてから”はい”を選択してください。
ディスクのパーティショニング
17-1-3 ディスクのパーティショニング

    1-4. もし、上の画面の代わりに下の画面が出てきた時には”パーティショニングの終了
      とディスクへの変更の書き込み” を選択します。これを実行すると、その後の変更
       は出来なくなります。先へ進む場合はもう一度よく考えてから実行して下さい。

ディスクのパーティショニング
17-1-4 ディスクのパーティショニング

   2. Windows  とデュアルブートにする場合
    2-1. ”パーテーション1をリサイズして空き領域を使う”を選択します。
ディスクのパーティショニング
17-2-1 ディスクのパーティショニング

    2-2. パーテーションの変更の最終確認です。
      ここで”はい”を選択して先へ進と設定の変更は出来なくなります。
      先へ進む場合はもう一度よく考えてから”はい”を選択してください。
ディスクのパーティショニング
17-2-2 ディスクのパーティショニング


  18. インストール開始
    これまでの設定をもとにディスクへのインストールが始まります。
    インストールにかかる時間はPCの性能にもよりますが,30分~1時間程度です。
    メモリーが256MBだと、CPUの性能によっては2時間以上かかることもあります。
    インストールが順調に進めば完了まで特にすることはありません。 

     
  19. インストールの完了1(キーボードの使い方は画面下参照
    PC内のシステムの時刻を協定世界時(UTC)に合わせるかどうかを聞いています。 
    UTCとは世界中の法的な時刻の基礎です。通常はPC内の時刻をこれに合わせて
    おいて、それを元に現地時間を計算して表示しているようです。特に指定がなければ
    ”はい”を選択します。
インストールの完了
19 インストールの完了

     
  20. インストールの完了2(キーボードの使い方は画面下参照
    インストールの完了です。
    CDドライブからインストールCDを取り出してから”続行”を選択してEnterを押します。
インストールの完了
20 インストールの完了

    
  21. 再起動
    PCが再起動すると下の画面が出てきます。ユーザー名はインストール時に設定した
    名前が出てきます。そのままパスワードを入力すれば Xubuntu12.04 を利用出来ます。
再起動
21-1 再起動

    また、 Xubuntu12.04 と他のOS(例えばWindowsなど)とデュアルブートにした場合は
    上の画面の前に下の画面が出てきます。 Xubuntu12.04をキーボードを使って選択して
    (通常は既に Xubuntu12.04 が選択されています。)Enterを押します。
再起動
21-2 再起動


インストール終了!

2012/09/06

Ubuntu その9 LiveCDのUbuntuが立ち上がらずにPCにインストールしてあるOSが立ち上がってしまう

Ubuntu その5でLiveCDを使ってUbuntuを試す方法について書いた。
しかし、そこに書いたとおりに
 LiveCDをCDドライブに入れたまま一度電源を切り、再度電源を入れて直す
事をしても、LiveCDにインストールしてあるUbuntuが立ち上がらずにPCにインストールしてあるOSが立ち上がってしまうことがある。今日はその時の対処方法について書いてみたいと思う。


LiveCDのOSが起動せずににPCにインストールしてあるOSが起動してしまう

 原因


よくある原因としては次の3つがあげられる。

 1. CDドライブ(CD/DVDドライブ)の不具合
 2. LiveCDが正しく作成されていない
 3. PCの設定

解決方法


 1. CDドライブ(CD/DVDドライブ)の不具合

  使いたいPCのCDドライブにLiveCDを入れて中身を参照できるか確認する。

   -  LiveCDをCDドライブに入れても動き出さない 、または動き出しても異音がする。   
     はい  → CDドライブの不具合の可能性が高い
     いいえ  
     ↓ 
   - LiveCDの中身が参照出来るか(アイコンをクリックすると中身が見えるか)?
     はい  → CDドライブは正常
     いいえ
     ↓ 
   - 別のCDをCDドライブに入れると中身が参照出来るか?
     はい  → CDドライブは正常、
     いいえ  → CDドライブの不具合の可能性が高い
  
  CDドライブの不具合の可能性が高い時はCDドライブの修理、交換または製造元に問い合わ
  せるといいだろう。

  CDドライブが正常であるようならLiveCDが正しく作成されているか確認しよう。

  尚,OSにWindows XP を使用している場合は
   ”Windows XP で CD-ROM ドライブに関する問題のトラブルシューティングを行う方法
  に詳しく説明されている。

 2. LiveCDが正しく作成されているか

   - 他のCDの中身は参照できるが,LiveCDの中身を参照出来ない。
     はい  → LiveCDの作成に失敗
     いいえ
     ↓ 
   - LiveCDの中身は下の写真のように一つのデータしか見えない。
     はい  → LiveCDが正しく作成させていない。
     いいえ
     ↓ 
   - LiveCDの中身は下の写真のようにいくつかのデータがみえる。
     はい  → LiveCDは正しく作成されている。

  LiveCDの作成に失敗しているか、正しく作成されていない場合には。
  ”ISOイメージをCD-R(W)に書き込むには”を参考にもう一度作成し直そう。
   (”BurningIsoHowto”にはさらに詳しくかかれている。)

  LiveCDが正しく作成されているなら、PCの設定を確認しよう


 3. PCの設定(参照:1)

   CDドライブが稼働してLiveCDが正しく作成されているならPCの設定を確認してみよう。

  電源が入った直後のコンピューターの仕事の一つは補助記憶装置に保存されているOSを
  起動させることだ。この仕事をするのがBIOSというソフトウェアだ。BIOSによってはこの過程で
  最初にハードディスク(補助記憶装置の一つ)へOSを探しに行くように設定されている場合が
  ある。この設定をハードディスクの前にCDドライブへ探しに行くように変更すればよい。

  1. PCの電源を入れるとすぐにBIOSが起動して以下のような画面が数秒間現れる。
  下の例では左下に”press DEL for setup”と、小さく出ているので、
  素早くDELキーを押す(または連打する)
   (他のBIOSの画面の例は参照:2、3を見てください。)

BIOSの設定画面


 2. すると下のような画面(BIOSの設定画面)が出るので、メニューの中から”boot”を選択する。
  この時は基本的にキーボードで操作する。操作の仕方は画面の下に出ている。
  下の例では←、→キーを使って移動し,”boot”を選択してENTERキーを押す。



 3. すると下のような画面が出てくる。(1)
  ここでCD-ROM Drive が Hard Drive の上にくるように順序を入れ替える。(2)
  操作の仕方は画面の下に出ている。
  この例では+,- を使って入れ替えるか、 ↑, ↓, ENTER を使って入れ替える。(3、4)



  最後にF10を押して変更を確定し,BIOSの設定終了。  



参照
 1. BootFromCD

 2. American Magatrend, Award Software, Dell, Phoenix Technologies
 3. 富士通



コンピューターのハードウェアとソフトウェアの関係について


前に現在のコンピューターはそのほとんどがノイマン型コンピューターと呼ばれるものだということを書いた。ノイマン型コンピューターの特徴
 - まずプログラムやデータを記憶装置(メモリー)に保存する。(プログラム内蔵方式
 - 記憶装置(メモリー)に保存されたプログラムやデータを順次実行する。(逐次制御方式
である。

メモリーは演算装置や制御装置が扱うデータやプログラムを一時的に保存する装置である。つまり、データやプログラムが使われている間だけそれらを保存し続け,必要なくなれば保存されている場所を開放して新たに必要なデータやプログラムの保存のために使われる。また、電源を切るとメモリーに保存されている内容はすべて失われてしまう。

データやプログラムを保存し続けたい場合はメモリーとは別の補助記憶装置(または二次記憶装置)に保存しておくのだ。補助記憶装置とはデータやプログラムを保存し続けることが出来る記憶装置以外の記憶媒体である。補助記憶装置に保存しているデータやプログラムは電源を切っても失われない。補助記憶装置にはFDD(フロッピーディスクドライブ)、HDD(ハードディスクドライブ)、CD-ROM、DVD-ROM、USBメモリー、SSD(ソリッドステートドライブ)などがある。


PCのOSは補助記憶装置に保存されている。多くの場合,PC内のハードディスクに保存されているが、これは他の補助記憶装置に保存することも出来る。したがってCDにOSが保存されたLiveCDということも可能というわけだ。


BIOSについて


BIOSBasic Input Output System)とはソフトウェアの一つで、 コンピューター(マザーボード)に接続されている電子機器の基本的な情報を管理するシステムである。

BIOSの役割は主に
 1. 基本的な入出力装置、ハードウェアの認識と初期化
 2. プラグ・アンド・プレイ(Plug and Play)と電源管理
 3. MBR または PBR のロード。
である。それぞれの役割については次の項目”BIOSの働き”で説明する。

BIOSの働き
コンピューターはCPUがメモリーに記憶されているプログラムやデータを順次読み込んで処理していく。ところがコンピューターの電源が切れるとメモリーに記憶されている内容は全て消えてしまう。これでは電源を入れた直後はメモリーに何も記憶されていないのでCPUは機能しない。
そこでマザーボード上にメモリー以外にROMという電源を切っても内容を失わない記憶装置を組み込み、そこにBIOSを記憶保存してある。そしてPCの電源を入れると、CPUはまず最初にROMに保存されているBIOSを読み込むようになっている
読み込まれたBIOSは入力装置と出力装置を見つけて、最小限の使用(入力と出力)を可能にする。次にマザーボードに接続されているハードウェアを検出し、使用可能な状態にする(初期化する)。(役割 1.)そしてOSがインストールされている補助記憶装置を特定して、その補助記憶装置の MBR (Master Boot Record) または PBR (Partition Boot Record) をメモリーにコピー (ロード) する。(役割 3.)その他,コンピューターに接続された電子機器を即座に認識してそれらを使える状態にしたり(プラグ・アンド・プレイ)、消費電力を管理したり、OSがシャットダウンされたらすぐに電源を切るのもBIOSの仕事である。(役割 2.)
BIOSの主な働きはOSがインストールされている (HDDやFDDなどの) 補助記憶装置の特定と、ハードウェアの初期化と言える。

1台のPCに複数のOSが異なる補助記憶装置にインストールされている場合には、BIOSはあらかじめ決められた順番に各補助記憶装置へOSを探しに行き,最初に見つけたOSを起動させる。この時のBIOSがOSを探しにいく順番はBIOSの設定画面から指定することが出来る


MBR と PBR について

HDD などは 記憶領域を論理的に分割することが出来る。この分割された記憶領域の一つ一つをパーティションという。MBR (Master Boot Record) とはパーティションのある補助記憶装置の第一セクタである。PBR (Partition Boot Record) とは個々のパーティションの第一セクタである。また、FDD などのパーティションのない補助記憶装置の第一セクタも PBR という。セクタとはコンピューターが一度に読み出すデータの大きさのことである。これは 512 Byte または 2048 Byte である。 

2012/09/02

Ubuntu, Xubuntu, Lubuntu 推奨システム要件

Ubuntu12.04, Xubuntu12.04, Lubuntu12.04  を使用するために推奨される最小システム要件についてまとめておきます。インストールするために推奨システム要件についてはインストール手順説明するところに書いておきます。

推奨システム要件


 これはフルインストールされたシステムをほとんど手を休めずに操作出来るのに必要な条件
 です。参考までにカッコ内に使用可能な最小システム要件(フルインストールされたシステムを
 何とか使える条件)を書いておきました。

動作環境 32ビットCPU、GUI 使用
     Ubuntu12.04 ではCPUがPAE*対応であること。
     CPUがPAE非対応の場合は Xubuntu12.04 または Lubuntu12.04
     (参照:1)

Ubuntu12.04(Desktop Edition) (参照:2)
 CPU   1GHz
 メモリー  512MB (384MB:可能ではあるが遅い (参照:1))
 HD    5GB

 - Ubuntu12.04 では400MB以上のメモリーを消費している。
 - Ubuntu9.04 はCPU 500MHz, メモリー 512MB でも重かった。(参照:3)

Xubuntu12.04 (参照:4)
 CPU   1GHz
 メモリー  512MB (256MB:可能ではあるが512MBを強く推奨)
 HD    5GB

 - Xubuntu12.04 では300MB以上のメモリーを消費している。
 - Xubuntu9.04 はCPU 500MHz, メモリー 256MB では非常に遅い。(参照:5)
 - Xubuntu10.10 はCPU 800MHz, メモリー 256MB では非常に遅かった。

Lubuntu12.04 (参照:6,7)
 CPU   500MHz  (Pentium II(233MHz))
 メモリー  256MB (128MB:可能ではあるが遅い)
 HD    4.3GB

 - Lubuntu12.04 では230MB程度のメモリーを消費している。
 - Lubuntu12.04 ではCPU 800MHz, メモリー 256MB のPCで軽快に動いている。

動作環境 32ビットCPU、CLI 使用
     CPUがPAE対応

Ubuntu12.04(Server Edition) (参照:2)
 CPU   300MHz
 メモリー  128MB
 HD    1GB


PAE(物理アドレス拡張:Physical Address Extension)とは32ビットCPUで使えるアドレス(空間)をさらに広げる機能である。32ビットCPUが扱えるメモリーの容量は理論的には4GBまでであるが、これを技術的に64GBまで扱えるようにする機能のことだ。この機能を持ったCPUは Intel Pentium Pro からそれ以降または AMD Athlo からそれ以降のCPUである。

物理アドレスとはOSがメモリー内の一つ一つの記憶場所に与える識別子(つまり住所のようなもの)である。


参照
 1. Release Notes 
 2. Meeting Minimum Hardware Requirements
 3. Ubuntu その8 UbuntuにLXDEを導入
 4. Get Xubuntu
 5. too slow
 6. Release Notes
 7. Get Lubuntu