2013/06/09

Ubuntu  巨大ファイル uvcdynctrl-udev.log

ハードディスクの空き容量がほとんどなくなる

Ubuntu 12.04 をインストールしてあるPCを使っていたら、ハードディスク(HDD)の空き容量がほとんどななくなっているとの警告が出てきた。個人データは150GB程度だし、HDDの容量は1TBある。だからそんなはずはない。システムモニターで確かめると、確かにHDDの容量をほとんど使いきっている。


巨大ファイルの存在

調べてみると、/home のディスク使用量は200GB弱だが、/var のディスク使用量が800GB近くなっている。そんなバカな…。さらに調べると、/var/log だけで800GB弱のほぼすべての容量を占めている。/var/log の中身を確認すると uvcdynctrl-udev.log というファイルがあり、このファイルのサイズが800GB弱あった。


理由は uvcdynctrl のバグ

uvcdynctrl-udev.log というのはログファイルの一つで、ログファイルとはPCの状態や通信内容を記録しておくファイルの事である。(参照;1)uvcdynctrl-udev.log はwebカメラやビデオカメラなどをUSBスロット(差込口)経由でPCに接続し、uvcdynctrl を使って高画質の映像を扱うときの記録を残すためのログファイルだ。(参照:2,3,4) uvcdynctrl は Linux で高画質映像を扱うときに使うソフトウェアの一つだ。(参照:2)この uvcdynctrl にはバグがあり、uvcdynctrl-udev.log に記録するときに、必要以上に莫大な量の情報を記録してしまう。今のところこのバグは修正されていないので、定期的に削除する必要があるようだ。(参照:5)

なお、予想に反してディスク空き容量がなくなった場合の一般的な大暑の仕方は "Filesystem filling up due to large uvcydnctrl-udev.log file
に詳しく出ている。



参照

 1. Linuxによるセキュリティー入門

 2. Skype HQ-Video

 3. USBビデオクラス (UVC)とは

 4. udevとは

 5. uvcdynctrl spams uvcdynctrl-udev.log and fills up filesystem


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