2015/03/28

Ubuntu  BIOS のアップデート (FreeDOS 使用)

Lubuntu がインストールされている PC のマザーボード K7S5A の BIOS を FreeDOS* を利用してアップデートする。

 

アップデート方法

 

DVDドライブとフロッピーディスクドライブ(FDD)があるので、
 - CD から FreeDos を立ち上げ
 - フロッピーディスクにコピーしたファイルを使って
アップデートする。

 

準備

 

- ここから FreeDOS 1.0 のISOイメージファイルをダウンロードする。(参照:1)
 - ダウンロードしたISOイメージファイルを DC-ROM に焼く。(参照:6)

 - ここから BIOS のアップデートファイル(k7s5a030811.zip)をダウンロードする。
 - ダウンロードしたら解凍して、 ファイル 030811.rom を取り出す。
 - BIOS のアップデートに必要なソフトウェア aminf342.exe はこちらからダウンロードする。

 - フロッピーディスクを用意し、FAT32 というファイル形式でフォーマットしておく。
 - ダウンロードした2つのファイル 030811.rom と aminf342.exe をフロッピーディスクにコピーする。

 - CD にある OS を起動出来るように BIOS の設定を変更する。

 

BIOS のアップデート(参照:3)

 

   1. FreeDOS を焼いた CD をDVDドライブに挿入し、PCを再起動する。
   2. すると以下の画面が現れるので、”enter” を押す。


   3. 次に現れた画面の中から、カーソル期キー "↑","↓" を使って "5" を選択し、 "enter" を押す。


   4. すると以下の画面が現れ、カーソルが点滅して "入力待ち" の状態になる。


   5. フロッピーディスクドライブにフロッピーを挿入する。
   6. (私の環境では) b: と入力して "enter" を押す。(フロッピーディスク内に移動)
   7. dir と入力して "enter" を押す。(aminf342.exe と 030811.rom があることを確認する。)
   8. aminf342 030811.rom と、入力して "enter" を押す。(参照:2)


   9. 後は画面の指示に従う。

 

備考

 

FreeeDOS とは DOS と互換性のある CUI を使う OSのひとつだ。これは Microsoft の MS-DOS のようなOSで、起動すると黒い画面上にカーソルが点滅して入力待ち状態になる。MS-DOS よりも高機能である。(参考:5)

FreeDOS を使って BIOS をアップデートする方法のメリットは、
 - 使用している OS が Windows でも Linux でも同じようにアップデートできる
 - Windows用のアップデート用ソフトウェアを使ってアップデートできる
 - Windows のコマンドを使える
ことだ。

マザーボードが USB-boot に対応している場合
Fat32にフォーマットした USBスティックに FreeDOS をインストールして、アップデートファイルとアップデート用ソフトウェアをコピーしてアップデートできる。

BIOS のアップデートには他にもいろいろな方法がある。(参照:4)

 

参考

 

1. FreeDos

2. AMI-Dos.pdf

3. BIOS-Update Anleitung: 3. Starten des Updates

4. BIOS-Update Anleitung: 2. Update-Methode wählen

5. FreeDos-Wiki
6. BurningIsoHowto 

2015/03/21

Linux  PCの高速化

PCを高速化するにはいろいろなほうほうがある。一般的には
 - CPUの交換
 - メモリーの増設
 - HDDをSSDに交換
といったところだろう。

CPUの交換


PCはCPUでデータを処理している。だからCPUの性能が上がればそれだけデータ処理が速くなるので、それだけPCが高速に作動する。

CPUを取り替えるときには、以下の2点に注意する。
 - 取り替えたいCPUがマザーボードのCPUソケットの形状一致するか
 - 取り替えたいCPUをマザーボードがサポートしているか

上記の2点については、マザーボードの製品名から簡単に知ることが出来る。製品名で検索すればすぐに見つかる。

ソケットの形状が違うと物理的に接続できない。この方の一致は必須だ。ソケットの形状はマザーボードの種類から調べるのが簡単だ。また、ソケットの形状が一致してもマザーボードがそのCPUをサポートしていないと動かない。しかし、サポートしていなくてもマザーボードのBIOSのアップデートでサポートされることがある。ただし、BIOSのアップデートに失敗するとPCが起動できなくなるので、アップデートするなら慎重するべきだろう。


メモリーの増設



CPUはメモリーに保存されているデータを順に処理していくので、メモリーが多いほどデータの移動が少なくなり、PCがより高速に作動する。

メモリーを増設するときには、以下の2点に注意する。
 - マザーボードがそのメモリーをサポートしているか
 - 増設したいメモリの容量がマザーボードのサポート範囲内か

上記の2点についてもCPUと同様、マザーボードの製品名から簡単に知ることが出来る。製品名で検索すればすぐに見つかる。

メモリーはその種類によってソケットの形状が異なるので、マザーボードがサポートしているメモリーは1種類あるいは2種類に限られる。また、メモリーの種類が一致してもマザーボードのサポートする範囲を越えてしまうと使うことが出来ない。(この場合にはPCが起動しない。)

HDDをSSDに交換


メモリー上のデータはPCの電源をきると消えてしまうので、データの保存には主にHDDが使われている。つまり、必要データはHDDなどからにメモリー上にコピーしてきて使い、使い終わったらまたHDDなどに戻しておくようになってきる。

このHDDの中では円盤状の磁気記憶媒体(ディスク)が高速で回転しており、必要に応じて読み出される。これに対して、SSDはUSBメモリーのように電気的に保存され、読み出される。だからだからデータのやりとりはHDDよりSSDの方がずっと速い。

HDDをSSDに交換する時には、マザーボードにSSDを接続するソケットがあるかどうかを確認する必要がある。しかし、
 - 最近のマザーボードにはほとんどそのソケットがある
 - ソケットが無くても変換プラグが存在する
ので、あまり心配しなくていいだろう。

Bodhi Linux  ISY IWL 2000 で無線LANに接続

ISY IWL 2000 認識されても接続できず


一応無線LAN(Buffalo WLI-U2-KG54L)でインターネットに接続できるようになった Bodhi linux だが、接続が安定しない。そこで ISY IWL 2000 で接続しようとした。しかし、Network Manager は起動して接続しようとするが、いつまでたっても繰り返しパスワードを聞かれるだけで、ネットに接続できない。

無線LANチップの確認


端末から以下のコマンドでデバイス情報を調べる。

$ lsusb

Bus 001 Device 006: ID 050d:11f2 Belkin Components  

無線LANチップの情報が無い。
LANケーブルでインターネットに接続してから,以下のコマンドで無線LANチップのデータベースのアップデートをする。(参考:1)

$ sudo update-usbids

そしてもう一度 "lsusb"

$ lsusb

Bus 001 Device 004: ID 050d:11f2 Belkin Components ISY Wireless Micro Adapter IWL 2000 [RTL8188CUS]

これで無線LANチップは RTL8188CUS が使われていることが判る。(参考:2)

Module の確認 


次に以下のコマンドでロードされている Module を調べる。

$ modprobe -c | grep -i "050d.*11f2"

alias usb:v050dp11f2d*dc*dsc*dp*ic*isc*ip rtl8192cu


ここで 050d と 11f2 は lsusb で調べた Device-ID 050d:11f2 である。この ID から Module (ドライバー)に rtl8192cu が使用されていることがわかった。(参考:3) この Module は対応する Kernel が version 3.0.2 までだ。version 3.2.14 以降を採用している Ubuntu 12.04 をベースに開発されている Bodhi Linux 2.4.0 には対応していないのではないか。 (参考:4) 

ドライバーのインストールの準備


まず、起動時に rtl8192cu がロードされないようにする。(参考:5)
以下のコマンドで blacklist.conf を開き

$ sudo leafpad /etc/modprobe.d/blacklist.conf

ファイルの最後に以下の3行を書き加える。

blacklist rtl8192cu
blacklist rtl8192c_common
blacklist rtlwifi

次に以下のコマンドでドライバーのインストールに必要なパッケージ dkms をインストールする。

$ sudo apt-get install dkms

ここから新しいドライバーをダウンロードする。

インストール


以下のコマンドでダウンロードしたファイルを解凍する。(参考:6)

$unzip 0001-RTL8188C_8192C_USB_linux_v4.0.2_9000.20130911.zip

解凍されたファイルのフォルダ内に移動する。


$cd 0001-RTL8188C_8192C_USB_linux_v4.0.2_9000.20130911

install.sh というファイルがあるのでこれを実行してドライバーをインストールする。


$ sudo sh install.sh


ドライバーの設定


インストールしただけでドライバーの設定をしなければ、PCを再起動しても無線LANアダプターを認識してくれない。ドライバーの設定の仕方は色々ある。例えば
 - ndiswrapperを使う、
 - ソースを変更してカーネルモジュールを作る
などなど…。それらに比べて以下の方法はもっと簡単である。(参照:7)
以下のコマンドを1行ずつ実行する。

sudo su                                                                                        #ここまで1行
echo "8192cu" >> /etc/modules                                                        #ここまで1行
echo 'install 8192cu /sbin/modprobe --ignore-install 8192cu;                #ここまで1行
/bin/echo "050d 11f2" > /sys/bus/usb/drivers/rtl8192cu/new_id' > /etc/modprobe.d/8192cu.conf                                                                                   #ここまで1行 
modprobe 8192cu                                                                            #ここまで1行
exit                                                                                                 #ここまで1行

これで再起動する。

参考




3. WLAN

2015/03/09

Bodhi Linux  Buffalo WLI-U2-KG54L で無線LANに接続

network disabled

 

WLI-U2-KG54L でインターネットに接続しようとしたら Network Manager が network disabled となっていて繋がらない。

WLI-U2-KG54L はUSB接続の無線LAN子機で、Ubuntu 12.04 ではUSBポートにさすだけで認識される。Bodhi Linux 2.4.0 は Ubuntu 12.04 がベースになっているから、接続するのはそんなに難しくないだろう。

解決

 

その1 ファイルの削除

 

端末から以下のコマンドで NetworkManager.state を削除する。(参照:1,2)

  sudo service network-manager stop                                        # Network Manager を stop
  sudo rm /var/lib/NetworkManager/NetworkManager.state          # ファイルの削除
  sudo service network-manager start                                        # Network Manager を start

これで再起動後も自動で繋がるようになった。


その2 NetworkingEnabled=true そして再起動

 

NetworkManager.state の中の "NetworkingEnabled" の値が "false" になっている場合には、この値を "true" にしてから Network Manager を再起動する。(参照:3,4)
すなわち、
 端末から
    sudo gedit /var/lib/NetworkManager/NetworkManager.state
  で、ファイルを開き,
    NetworkingEnabled=false
  を
    NetworkingEnabled=true
  と書き換える。
 そして,Network Manager を以下のコマンドで再起動する。
    sudo service network-manager restart


その3 サービスの再スタート

 

NetworkManager.state の中の "NetworkingEnabled" の値が "true" になっている場合には、解決1のやり方でインターネットに接続出来るようになる。

ただ、この場合には単に端末から以下のコマンド
   sudo service network-manager restart
で再起動するだけでネットに繋がるようになると思う。


参照