ところが sda にあるはずの /boot/grub/grub.cfg が存在せず、/boot/grub/menu.lst があった。つまり、ブートローダ*は Grub (Legacy) のままだ。Lubuntu 15.04 は Xubuntu 8.04 からデスクトップ環境を代えながら設定を変更せずにアップグレードしてきたので、 Grub (Legacy) のままだったのだろう。そこでここを Grub2 にアップグレードする。
Grub から Grub2 へのアップグレード
1. 以下のコマンドで Lubuntu 15.04 のレポジトリ情報を最新の状態にする。
sudo apt-get update
2. 以下のコマンドで grub-pc をインストールする。
sudo apt-get install grub-pc
3. インストールが始まると以下のような画面が現れるので、画面に従って設定していく。
(Lubuntu 15.04 では既に日本語で表示されていた。)
3-1. 書いてあることを読んでから、タブキーを使って<OK>へ移動し、Enterキーを押す。
3-2. 次の画面で Yes を押すと,以下の画面になる。
3-3. 特にしていしたいことがなければタブキーを使って<OK>へ移動し、Enterキーを押す。
3-4. UP/DOWNキーで移動して Grub2 をインストールする場所をスペースキーを押して選択する。
3-5. 再起動した時に以下のようにバージョンが上がっていればOK。
*ブートローダとは
ブートローダとはMBRに保存されているプログラムで、OSがインストールされているパーテーションを探し出す。もしOSがインストールされているパーテーションが一つならばそのパーテーション内のPBRをロードする。もし,複数あるならばそれらをユーザーに表示し,選択されるのを待つ。ここでユーザーがパーテーションを選択すると,そのパーテーション内のPBRをロードする。PBRに保存されているプログラムはIPL(Initial Program Loader)と呼ばれるもので、OSを起動させるためのブートローダの残りの機能を呼び出す機能を持っている。(参照:ブートローダ)