自宅で何かを印刷する場合,プリンターをPCに接続して設定すればいい。設定のしかたはプリンター付属のマニュアルに丁寧に書いてある。
しかし、複数のPCを所有していて,それらでプリンターを共有したい時がある。
この場合もっとも簡単なのは、それぞれのPCにプリンターの設定をしておいて,毎回ケーブルを繋ぎかえることだ。しかし、いちいち繋ぎかえるのは煩雑だし,距離が長くなるとそれも難しくなる。
この様な場合にはLANを通して共有するといい。それには
A.1台のPCにプリンターを接続しておいて、LANを通して他のPCと共有する。
B.プリントサーバーを設置して、LANを通して全てのPCと共有する。
という方法がある。
Aの方法だと設定するだけでいいが、プリンターをつないだPCは常に稼働しておく必要がある。Bの方法だとPCの電源を落しても問題ないが、プリントサーバーが必要だ。
うちの場合には常時稼働を前提にPCを組んでいないので、プリントサーバーを導入した。
導入したプリントサーバーはプラネックスのMini-101MG。
決め手は値段と Linux にも対応していると明記してあったから。
設定は Windows の場合には Setup-Utility から設定できるが,その他のOSではWebブラウザから行なう。なお,設定は有線LANから行なう.
プリントサーバーの接続
1. プリントサーバーの電源を切った状態でネットワークへ接続する。
2. プリンターの電源を切った状態でプリンターとプリントサーバーをUSBケーブルで接続する。
3. プリントサーバーへACアダプターを接続後、ACアダプターをコンセントへ接続する。
4. プリンターの電源を入れる.
プリントサーバーの設定
1. WebブラウザからURLを入力する。(デフォルトの設定では 192.168.1.1 )
2. ユーザー名とパスワードを入力する。
ユーザー名 admin
パスワード 0000
3. プリントサーバ名を指定する。
4. 無線LANの設定
暗号化設定: 接続したいネットワークの環境(自宅のルーターの設定)に合わせる。
サイトサーベイ: 接続したいネットワーク名(自宅のネットワーク名)を選択
5. TCP/IPの設定
IPアドレス,サブネットマスクを指定する。これは接続したいネットワークの環境(自宅の
ルーターの設定)に合わせて設定する。サブネットマスクは 255.255.255.0であることが
多い。
デフォルトゲートウェイは 0.0.0.0
DHCPサーバ機能 無効
注意点
プラネックスのMini-101MGには以下のような癖がある。
- 途中で印刷を中断するとハングアップすることがある。
この場合には一度プリンターサーバーの電源を切って、しばらく待たなければならない。
- 稼働中にプリンターのスイッチを切ると、その後プリンターのスイッチを入れても認識しない。
この場合にはプリンターサー バーを再起動しなければならない。
総括
最近はサーバー機能を持ったルーターや、無線LAN機能を持ったプリンターがある。また、デバイスサーバーも出回ってきている。特にNASの利用を考えるならデバイスサーバーの方が向いているだろう.
2012/11/20
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