1年ほど前、友人がいらなくなったPC2台を処分するというので、そのPCをもらってきた。スペックは以下のとおり。
A機
PCケース・・・・・・・富士通製 (電源スイッチなし)
CPU・・・・・・・・・AMD64 (2.2 GHz)
メモリー・・・・・・・2GB (1GB2枚)
グラフィックボード・・あり
HDD・・・・・・・・・20GB
B機
PCケース・・・・・・・富士通製
CPU・・・・・・・・・AMD (800MHz)
メモリー・・・・・・・512MB (256MB2枚)
グラフィックボード・・オンボード
HDD・・・・・・・・・なし
ここで、まず必要な部品を抜き取って自宅のPCをパワーアップする。その後はしばらく放っておいた。
ところが最近、たまたま通りかかった近くの中古PC店で安いグラフィックボード Radeon 7000(10 €)を見つけた。そこでメモリーと電源スイッチをB機からA機に移植して、A機を再生することにした。
移植後は
A機
PCケース・・・・・・・富士通製
CPU・・・・・・・・・AMD64(2.2 GHz)
メモリー・・・・・・・256MB
グラフィックボード・・Radeon 7000
HDD・・・・・・・・・20GB
B機
PCケース・・・・・・・富士通製(電源スイッチなし)
CPU・・・・・・・・・AMD(800MHz)
メモリー・・・・・・・なし
グラフィックボード・・オンボード
HDD・・・・・・・・・なし
ここでB機は処分することにした。いまさら800MHzのCPU生かすためにメモリー(10 € 以上)とIDE接続のHDD(中古でも10 € 以上)、そして電源スイッチをそろえる予算がない。仮にあっても何年使えるか分からないCPUを延命するより50€出してデュアルコアの中古を買った方がずっと長く使える。
ここでA機にインストールするOSが問題になる。メモリーが 512MB あれば Xubuntu, Lubuntu など結構使えるが,256BM では選択肢も限られる。そこで今回は Bodhi Linux 2.4.0 をインストールすることにした。
Bodhi Linux とは
Bodhi Linux とは Ubuntu LTS (長期サポート版)をベースにした Linux系の OS だ。特徴は
- 必要最小限の装備
- デスクトップ環境に Enlightenment を採用
の2点だ。特に Legacy は256MBのメモリーで十分に動作するとても軽い OS と言っていいだろう。
Bodhi Linux には現在 3.0.0 と 2.4.0 の2つのバージョンがあり、最新版は 3.0.0 である。
システム要件
Bodhi Linux 3.0.0Standard (32 Bit / 64 Bit)
最小システム要件
- CPU:1.0GHz
- メモリー:256MB
- HDD:4GB
推奨システム要件
- CPU:1.0GHz
- メモリー:1GB
- HDD:10GB
Legacy (Non-PAE kernel)
最小システム要件
- CPU:500MHz
- メモリー:128MB
- HDD:4GB
推奨システム要件
- CPU:1.0GHz
- メモリー:256MB
- HDD:10GB
Bodhi Linux 2.4.0
最小システム要件
- CPU:500MHz
- メモリー:128MB
- HDD:4GB
推奨システム要件
- CPU:1.0GHz
- メモリー:256MB
- HDD:10GB
インストール
インストールについては Installation Instructions に詳しくかかれている。
インストールして使った感想は、
- メモリーが 256MB だと起動に時間がかかるが,使用中はもたつき感はない。。
- デスクトップ (Enlightenment) には慣れが必要。
- サブとしては十分。
参考
1. http://www.bodhilinux.com/w/what-is-bodhi-linux/2. http://www.bodhilinux.com/w/selecting-the-correct-iso-image/
3. http://www.bodhilinux.com/w/system-requirements/
4. http://www.bodhilinux.com/w/installation-instructions/